Syd Mead とブレードランナー
幸運にも、ある方のご紹介で来日中のシド・ミード氏を囲むディナーに参加できた。
シド・ミードさんといえば、未来デザインで世界的に有名な方ですが、私にとってはブレードランナーの印象が圧倒的に強い。
で、本棚を探しまくって見つけた封切り時のパンフレットを持参して、サインをお願いしたり。感激。これはもう家宝に致します:
「一番好きなSF映画がブレードランナーなんです」とさかんにアピールしておいた。
ちなみにミード氏は「デッカード=レプリカント」説だとか。ですよね。とくにディレクターズカットは。
逆に、一番好きなSF映画は何ですか?と質問したら
Forbidden Planet (禁断の惑星)
とか。なるほどと非常に納得。名作ですね。禁断の惑星は多方面に影響を及ぼしている。ダイレクトにはRobbie→R2D2 とか。クレール人は高級オーディオアンプ KRELL の名称の元にもなった。
ミード氏はブレードランナー以外にも数多くの映画作品に関わられていて、2010のレオーノフ号とか"short circuit"とか、"Aliens"、スタートレック,そして"TRON"も。
「レオーノフ号はフォトン駆動という想定なのでディスカバリーとは違うデザインにしたかった」と力説されてました。
考えてみたらブレードランナーは2019年の話なのでした。もう、すぐ先のことですね。つい先日までHCI2020で2020年ごろについて考えていたので、それより前の設定なのだと気づいてちょっと意外な感じがしている。さすがにあと10年ちょっとでレプリカントは無理だろうけど。