YouTubeのチェロ関連動画:ブタペスト少年の演奏に感動
ちょっと逃避モードでYouTubeのチェロ関係の動画をいろいろ探索してしまった。
たとえばこれ。
カザルスのマスタークラスらしいのだが、生徒にちょっと弾かせたあと、カザルスが実に楽しそうに模範演奏を繰り広げる。生徒のためになっているのかは怪しいけどカザルスの人柄がよく伝わってくる。それにしてもカザルスの演奏の躍動感!
YouTubeにはアマチュアチェリストの映像もいろいろアップされているのだが、中でも感心したのがこれ:
ブタペストの17歳が弾くバッハ無伴奏3番のサラバンド。音楽学校の生徒みたい。
まだ勉強途上な感じもするけど、とても心に響いてくる演奏だ。音楽を感じて演奏しているのが表情からもよくわかる。
一方、たとえばミーシャ・マイスキーの同一曲の演奏というのもアップされているのだが:
Bach - Cello Suite No.3 iv-Sarabande - YouTube
さすがにプロの演奏だけあったテクニック的にも安定していて美しい。(多少ヴィヴラートが過剰な感じがするが)でも華麗に演奏している割りに伝わってくるものが乏しいような気がするのだがどうだろうか...
もちろん、あくまでも私の感想であって、他の人がどう感じるかはよくわからない。
ただ、ほぼ同時期にアップされた両方の演奏だが、再生回数はブタペスト少年がマイスキーを引き離して倍以上も多い。何となくわかるような気がした。