広島 SAINT Sensonomy

SAINTという国際シンポジウムでキーノートを依頼されてたので広島に行ってきた。大量のセンサー情報(玉石混交であっても)がインターネット上で集約されていくとfolksonomy的に色々面白いことができるよ(例:PlaceEngine)とか、ライフログも今や現実的にスマートに実現できるようになってきたよ、とかいった感じの内容。夜遅く広島入りして、次の日の朝一の講演で、終了後すぐ会場から出てしまった関係で、他の方の発表とかは聞けなかったので、学会の雰囲気とかよくわかっていないまま講演していたが、発表後の質疑も盛り上がって結構気に入ってもらえたようだ。ちなみにタイトルに使った "sensonomy" というのは今回用に考えてみた造語です。SAINTは "International Symposium on Applications and the Internet" の略。

http://infonet.cse.kyutech.ac.jp/conf/saint07/

その後20年ぶりぐらいに原爆ドームの前まで行った。たまたま太陽の方角が爆発点あたりに見えてどきりとする:

いまさらですが、この原爆は非戦闘員である一般市民を殺傷対象(実験対象ともいう)として、軍事施設ではなく、市街地の中心部に落とされたものだ。当時の日本がどの国と交戦状態にあったかどうか、ということとは関係なく、原爆投下は「戦闘行為」ですらなく、「大量殺戮・残虐行為」以外の何者でもない。いまさらですけど。