Benoit東京
Benoit(ブノワ)東京に行ってみた。
結論からいうととても気に入りました。
Benoitはもともとパリの老舗ビストロで、それをアラン・デュカスが買い取って経営している。ので、いわゆる伝統的ビストロ料理を出す。
それを東京に持って来る場合、どういう戦略があるか。
まずは「パリのBenoitをまるごと完全に持って来ました、どうぞ本場のビストロ料理をお楽しみ下さい」という方針。
もうひとつは「東京都心で、しかもテナントビルの10階でBenoitをやるということはどういうことなのか。お客は何を求めているのか、を考えてコンセプトを立てる」という方針。
で、Benoit東京はまさに後者の作戦をとって成功しているのではないかと思った。必ずしもBenoit本店をそのまま再現することにはこだわっておらず、インテリアも比較的軽快に作ってある。料理にしても、日本人が食べやすいようなものをうまくバランスさせていると感じた。実際東京で煮込みとか内臓料理が主のメニューだと一部のグルメ以外は引いてしまうかもしれないし。*1
すこし早めに入ったので、ビル10階からの新宿方面に沈んでいく夕日が美しい。こういう景観は路面店である本店では望めないところ。
というわけで、すごい食通の人にはどうかわからないが、普通に「今日はちょっといいところで食事したい」という目的には向いている気がしました。あと野菜がすごく美味しかったです。ここに限らずですが野菜がいいところは他もちゃんとしている。
(サービス料とらないのも良心的。そのへんは良い意味でビストロのこだわりかも。また通常メニュー/ワインリストも価格こみでwebに公開されている)。
参考:
http://www31.ocn.ne.jp/~kotteushi/yukino/benoit.htm (Paris)